プロフリーランス向けのプラットフォームを提供しているSollective（ソレクティブ）を運営する株式会社ソレクティブは、学びに関する調査結果を発表しました。
賃上げを実現するために注目されているリスキリング
政府は持続的な賃上げを実現するために、リスキリング支援事業を実施しています。この事業の目的は、社会人が新たなスキルを習得し、キャリアアップを図ることで、経済全体の成長を促すことです。そして、日本の競争力を向上させ、賃上げをすることを目指します。
AI技術の進歩に伴い、求められるスキルは変化しています。以前は営業力さえあれば商品を売ることができましたが、今はとくにIT関連のスキルが必要とされる時代です。
そこで、社会人がIT関連のスキルを身につけられるように、リスキリング支援事業が展開されています。社会人における「学び」の必要性が増しているのです。
プロフリーランスの学習時間は週に210分
社会人における学びの重要性が増している中、企業に勤める正社員の学習時間は週に約6分であるそうです。一方で、プロフリーランスの学習時間は週に210分。35倍も多くの時間を学びに費やしていることがわかりました。
正社員が学習しない理由を聞くと「必要性を感じないから」「何を学ぶべきかわからないから」といった回答が半分を占めているそうです。現状のスキルでも仕事をこなせることから、学ぶ目的や内容がないことが原因だと考えられます。
対してプロフリーランスは、さまざまな企業の業務に参画して、プロフェッショナルとして仕事に取り組んでいます。知識やスキルがないと活躍できないことから、新しい知識やスキルを積極的に習得しているのです。
なお、常にスキルアップをしているプロフリーランスは、即戦力として企業で活躍しています。さらに、その意欲の高さが企業の社員にも良い影響を与えることがあるそうです。このような理由から、積極的に学んでいるフリーランスは、これからも企業から重宝されるでしょう。
※プロフリーランス：高いスキルを強みに、企業ビジネスの上流工程に携わるフリーランスのこと
フリ女子から一言
「フリーランスにとって現状維持は停滞」とよく言われますが、まさにその通りだなと感じるニュース記事でした。新しいスキルや知識をもつフリーランスは選ばれる一方で、一定のスキルだけを提供するフリーランスは徐々に選ばれにくくなるものです。
フリーランスとして安定して案件を受注するためには、常にスキルアップをする必要があります。仕事をこなしながらスキルアップをするのは大変ですが、できる仕事が増えることはフリーランスとしてのやりがいにつながるはずです。
フリ女子では、フリーランスとして成功するためのノウハウなどを発信しています。フリーランスとして頑張ってみたいと思った方は、ぜひ他の記事もチェックしてみてください。
参考ページ：プロフリーランスが正社員の35倍学ぶのはなぜ？社会人に求められる「学び」の現状とは
関連リンク：ソレクティブ
