バーチャルオフィスの展開や起業支援を行っている株式会社ワンストップビジネスセンターと、産業保健サービスの提供などを行っているMeditは、フリーランス約500人に対して健康実態調査を実施しました。
今回はこの調査結果を踏まえて、フリーランスの健康問題について考えていきましょう。
フリーランスの肥満率は全国平均と比べて低い
対象者のBMIから肥満率を算出したところ、20代から60代の全ての年代で全国平均を下回りました。特に男性の肥満率が急増する40代では、全国平均より27ポイント低い結果となりました。
肥満率の低さに影響しているのが、日々の運動量です。週に2回以上運動しているかどうかを調査したところ、どの年代でも全国平均を上回っていました。
週に2回以上運動できている大きな理由に、仕事の時間や量を調整できることが挙げられます。
「働く時間・量をコントロールできていますか?」という質問に対し、「十分コントロールできている」と回答した人は32%、「ややコントロールできている」と回答した人は50%という結果でした。
これらの調査結果から、働く時間・量を調整するフリーランスは定期的に運動しており、それが肥満率の低さにも影響していると言えるでしょう。
フリーランスの健康意識が高いのはなぜ?
週に2回以上運動していると回答したフリーランスは、なぜ働く時間・量をコントロールして運動に充てているのでしょうか。
その理由は、フリーランスにとっては自分の体が一番の資本だからです。体調を崩して仕事ができなくなると、クライアントに迷惑をかけたり、収入に影響が出たりします。
さらに、適度な運動はストレス解消や仕事のパフォーマンス向上にもつながります。つまり、仕事の成果を最大化させるために、運動を取り入れているのです。
フリ女子より一言
私自身もフリーランスとして働く中で、意識的に運動を行うようにしています。それは、体調を崩して思うように仕事が進められなかった経験があったからです。
それ以来、定期的な運動や食生活、睡眠に興味を持ち、健康への意識が高まりました。日々健康に過ごすことで、気持ちも前向きになり、仕事に対して意欲的に取り組めているように思います。
会社員の頃は、体調が優れなくても出社すれば周りの人が集中しているので、私も集中して仕事に取り組めました。しかし、フリーランスは一人で仕事をすることが多いため、体調を崩すと気持ちも後ろ向きになってしまいます。
このような働く環境の観点からも、健康でいることはとても大切です。フリーランスの方は、健康も意識しながら、日々頑張っていきましょう!
参考ページ:体が資本のフリーランスに健康実態を調査